騎手としての実績において、日本ダービー(東京優駿)通算6勝という金字塔は今後破られることのない不滅の記録と目されている。スペシャルウィーク、アドマイヤベガ、タニノギムレット、ディープインパクト、キズナ、ドウデュース。世代の頂点を決める極限の舞台で、これほどプレッシャーに勝ち続けた男は他にいない。
同時に、彼は長年にわたって日本騎手クラブの会長を務め、競馬産業全体の労働環境改善や公正競馬の維持に尽力してきた。落馬事故に遭った若手への支援、騎手免許制度や安全対策の提言など、表舞台の華々しさの裏で彼が担ってきた重責は計り知れない。ネット上では時として選手会としてのスタンスが議論を呼ぶこともあるが、競馬界全体の地位向上に果たした彼の功績を否定するプロの競馬関係者は一人もいない。