2026年現在、ライブエンタメ界を取り巻く環境は激変しています。人件費や機材輸送費、電気代の上昇に伴い、ライブチケットの標準価格は1枚あたり1万2,000円〜1万8,000円前後へと高騰しました。かつてのように「少し気になるから観に行く」といったライト層の参加ハードルは極めて高くなっています。
ファンの側でも「推し活」の対象を絞り込む取捨選択がシビアになっており、全国ツアーやグッズ販売、ファンクラブ会費など出費がかさむ中で、「武道館だから何としても駆けつける」という無条件の動員力は薄れつつあります。大型アリーナの新設ラッシュに伴い、週末の優良日程の争奪戦に敗れたアーティストが平日の集客に苦戦するケースも増えており、会場を満員にできるかどうかの二極化は今後さらに加速していく見通しです。