多くの生活者が最も気にかけているのが、「ウーブンシティにはいつから住めるのか」「一般人の移住は可能なのか」という点です。結論から言えば、一般的な不動産物件のように「家賃を払えば誰でも自由に住める街」というフェーズには達していません。
現在進行しているトヨタ Woven City住民募集の第一陣(フェーズ1)は、約360人規模で構成されています。その内訳は、トヨタグループの開発エンジニアとその家族、高齢者、子育て世代のモニター家庭、そして参画企業の研究者たちです。入居にあたっては厳格な審査と合意形成が行われており、以下の要素が主なウーブンシティの入居条件となっています。
- 生活データの提供同意:室内センサー、ウェアラブル端末、スマート家電、移動履歴などの生体・行動データを実証実験のために継続提供できること。
- 新サービス・プロダクトの日常的検証:未発売のロボット、完全栄養食プログラム、自動配送サービスなどを積極的に試し、定量的・定性的なフィードバックを行うこと。
- 機密保持とコミュニティ参画:開発途上の特許技術やUI/UXに関する守秘義務を遵守し、住民同士の共創ワークショップに主体的に参加すること。
気になるウーブンシティの一般人費用については、実証実験のモニターという性格が強いため、住居費や光熱費の一部は開発プログラムの一環として補助・調整される仕組みが採られています。ただし、完全な一般公募枠が広がるのは、第2期以降の拡張工事が進み、収容人数が最終目標である約2000人規模へと拡大する段階以降となる見込みです。