札幌ドームライブ埋まらない衝撃の真相!集客難と赤字の舞台裏の総合ガイドをお届けします。専門的な知識が満載です。

野球離脱後の打開策として打ち出されたのが、場内を黒い暗幕で仕切り、2万人規模の中小規模イベントに対応させる「新モード」構想だった。巨大すぎる空間をコンパクトに区切ることで、集客リスクを抑えた中規模公演の需要を取り込む狙いだった。

だが、この新モードはスタート直後から興行主催者の間で激しい議論を呼ぶことになる。最大のネックとなったのは、莫大な設営・撤去コストだ。巨大な暗幕を吊り下げ、音響や照明の専用設備を組み上げるための準備費用が跳ね上がり、主催者側の採算ラインを圧迫した。

「2万人規模の集客であれば、他の既存アリーナ施設を利用した方が圧倒的にローコストで済む」。音楽業界関係者からは冷ややかな声も漏れ、意図したほどの稼働率向上には至っていないのが厳しい現況だ。