スタジオ プレパの名を全国に知らしめた金字塔が「グラスティーポット」だ。丸みを帯びた透明なボディに、竹や木、金属などの異元素素材を組み合わせたハンドルが印象的な逸品である。
一見すると繊細な美術品のように見えるが、実際に使うとその圧倒的な使い勝手の良さに驚かされる。注ぎ口の角度や太さは完璧に計算されており、お湯を注ぐ際の水切れの良さは見事というほかない。お茶を注ぎ終えた瞬間に液だれを起こさず、ピタリと水流が止まる快感。これは職人の長年の経験と感性が生み出すミリ単位の微調整によるものだ。
異素材との融合がもたらす温もり
ガラスという無機質な素材に対し、ハンドル部分に蔓(ツル)や竹、真鍮などの天然素材を採用することで、手にしたときに独特の温もりを感じさせる。使い込むほどにハンドルの素材が風合いを増し、経年変化を楽しめるのも大きな魅力だ。