「唯我」という配信者は、良くも悪くもネットの寵児だった。過激な言動で注目を集め、アンチと信者を同時に生み出しながらアクセス数を稼ぐスタイル。それは、現代のSNS文化が抱える病理そのものだ。彼を取り巻く人間関係もまた、画面越しの「数字」や「評価」に依存していた。
被告たちもまた、配信者の影響力やそこから得られる利益に目がくらんでいたことは否めない。ネット上での強気なキャラクターと、現実世界での脆弱な人間関係。そのギャップが生み出した歪みが、最悪の形で爆発したのが今回の事件と言えるだろう。画面の向こう側の出来事が、現実の殺人事件へと直結した瞬間だった。