番組の演出スタイルに対する批判は、毎年SNSを中心に激化する一方だ。障害者の挑戦をドキュメンタリー風に仕立てる演出は、一部で「感動ポルノ」と揶揄され、若い世代を中心に敬遠される傾向が強まっている。
しかし、現場の熱量は決して嘘ばかりではない。実際に救われている福祉施設や、車椅子を贈呈された当事者たちがいることも事実だ。問題は、そうした支援の現場が、番組の「エンタメ化」によって歪められて見えてしまう点にある。視聴者が求めているのは、過剰なBGMや涙の強要ではなく、淡々とした事実と誠実な支援の姿勢だ。