フジテレビの大人気番組『夕やけニャンニャン』から誕生した社会現象、「おニャン子クラブ」。工藤静香はその会員番号38番として登場した。大所帯のグループにあって、彼女の持つ少しアンニュイで大人びた空気感は別格だった。
当時のアイドル像は「可愛らしさ」や「親しみやすさ」が全盛。しかし彼女は一線を画した。どこかクールでミステリアスな佇まい。ソロデビュー曲『禁断のテレパシー』をレーベル「ポニーキャニオン」からリリースすると、即座にチャート首位を奪取する。グループの枠を飛び出し、ソロ歌手として大ブレイクを果たすまでのスピード感はまさに圧巻だった。