日本中を騒然とさせた発端は、2017年6月22日発売の『週刊新潮』が報じたスクープ記事と、Web上で公開された衝撃的な音声データでした。走行中の車内で録音されたその音声には、運転席の政策秘書(当時)に対して浴びせられた罵詈雑言が克明に記録されていたのです。
「このハゲーーっ!」「違うだろーっ!」という激しい怒号、さらには後部座席から秘書を小突くような生々しい音は、テレビの情報番組で幾度となくループ再生されました。音声のインパクトはあまりに凄まじく、ネット上では瞬く間にMAD動画やパロディが拡散され、文字通り日本中の誰もが知るフレーズとして定着してしまいます。
騒動の背景には、支持者へのバースデーカード送付における宛名ミスや、選挙区での過密な業務スケジュールによる極度のプレッシャー、事務所内の深刻な人材不足があったとされています。しかし、いかなる事情があろうとも公職にある者が部下に対して振るった言動として許容されるはずもなく、世論の批判は怒涛の勢いで燃え広がりました。