胃カメラ後の食事再開において、最も重要な判断基準となるのが喉や鼻の局所麻酔が切れているかどうかです。一般的に、検査終了から約1時間後が食事再開の目安とされています。
検査時には嘔吐反射を抑えるため、スプレーやゼリー状の局所麻酔薬を使用します。この麻酔が効いている間は喉の感覚が麻痺しており、食べ物や水分が誤って気管に入ってしまう誤嚥や窒息のリスクが極めて高くなります。
1時間が経過したら、いきなり食事を口にするのではなく、まずはスプーン1杯程度の水を含んでゆっくり飲み込む「飲水テスト」を行いましょう。違和感なくスムーズに飲み込めることを確認できたら、少しずつ食事をスタートさせてください。もし少しでもむせたり、喉に違和感が残っていたりする場合は、さらに30分ほど時間をあけて様子を見ることが大切です。
また、点滴による鎮静剤(静脈麻酔)を使用してウトウトした状態で検査を受けた方は、局所麻酔が切れた後も薬の影響で眠気やふらつき、判断力の低下が残りがちです。胃腸の蠕動運動も通常より緩やかになっているため、完全に意識が覚醒し、体がしっかり落ち着くまでは無理に食事を摂らないよう注意してください。