維新が従来の野党と一線を画し、無党派層や現役世代の支持を集めてきた最大の要因は、分かりやすいスローガンとスピード感のある政策断行にあります。
その象徴が「身を切る改革」です。議員報酬や議員定数の削減、調査研究広報滞在費(旧文通費)の使途公開などを自らに課し、「政治家が既得権益を手放してから行政改革を迫る」というアプローチは、既成政党に不満を抱く有権者に強く響きました。
さらに、徹底した行財政改革によって捻出した財源を「教育無償化」へ重点配分した実績が大きな支持基盤となっています。大阪府下で先行導入された高校授業料の完全無償化や給食無償化は、子育て世代に対して「政治が変われば生活が変わる」という強い説得力を与えました。自民党的な利権政治とも、旧来の野党が掲げる理念先行型の反対闘争とも異なる「第3の選択肢」としての現実主義が、根強い人気の源泉です。