金沢の繁華街・片町や香林坊の喧騒から少し離れた武家屋敷跡近くの閑静なエリアに佇む味処高崎。暖簾をくぐると、使い込まれた白木のカウンターと活気ある板前たちの掛け声が迎えてくれます。数多くのグルメガイドや居酒屋探訪番組でも名店として紹介され、食通たちの巡礼地として定着しています。
この店が予約困難店として名を馳せる最大の理由は、「仕入れの妥協なき選定眼」と「素材本来の味を最大限に引き出す実直な調理技術」にあります。毎朝、金沢港や能登の漁港から直接買い付ける魚介類は、競り落とされてから卓上に並ぶまでの時間が極めて短く、鮮度と旨味の凝縮度が一般的な大衆居酒屋とは一線を画しています。
また、席数がカウンターと座敷・個室を含めて約30席前後に限られていることも、席の争奪戦に拍車をかけています。常連客が定期的に席を押さえるなか、全国各地から訪れる観光客の需要が重なるため、週末や連休、冬のカニ漁解禁シーズンには数週間〜数ヶ月先まで満席が続くのが日常となっています。