Q1:肩甲上腕リズムが狂っているかどうか、病院に行かずに確かめる方法はありますか?
A1:姿見の前に立ち、腕を真横から持ち上げる動作を観察してください。腕を上げ始めた初期(30〜60度付近)で、首の筋肉を使って肩をすくめるような動き(シュラグ)が出たり、途中でカクンと引っかかるような軌道のブレがあれば、リズムが破綻している可能性が極めて高いと言えます。
Q2:五十肩(肩関節周囲炎)と肩関節インピンジメント症候群は、何が違うのですか?
A2:インピンジメント症候群は「腕を動かす過程で骨と腱が物理的に衝突して痛む」状態であり、特定の角度以外では動かせるケースが多く見られます。一方、五十肩(拘縮肩)は炎症が関節全体を包む関節包にまで広がり、癒着を起こして「全方向に対して自力でも他力でも腕が上がらない」状態を指します。インピンジメントの放置が五十肩の引き金になることも珍しくありません。
Q3:デスクワーク中に肩甲上腕リズムの破綻を予防する簡単な方法はありますか?
A3:1時間に1度、椅子の背もたれに深く寄りかかり、両手を後頭部で組んで胸を大きく開く「胸椎の伸展」を行ってください。背中が丸まった状態では肩甲骨が動けません。胸を開いた状態で肩甲骨を背骨に向かって軽く引き下げる意識を持つだけでも、前鋸筋と僧帽筋下部のスイッチが入り、リズムの崩れを効果的に防ぐことができます。