一号館広場の最大の魅力は、近代的な超高層オフィス街の中にありながら、19世紀末のロンドンを思わせるクラシカルな情緒が色濃く残されている点にあります。広場の中核をなす三菱一号館美術館は、1894年にイギリス人建築家ジョサイア・コンドルが設計した旧三菱一号館を、当時の設計図や製造技術に可能な限り忠実に復元した歴史的建造物です。
中庭には、約数十種類もの豊かな植栽が施され、ヘンリー・ムーアをはじめとする著名なアーティストの彫刻作品が点在しています。木陰のベンチに座って噴水を眺めるひとときは、都会にいながら心地よい静寂に浸れる貴重な時間です。商業施設「丸の内ブリックスクエア」の低層部と見事に調和したランドスケープデザインは、グッドデザイン賞をはじめ数々の都市景観に関する賞を獲得しており、丸の内エリア屈指の上質なパブリックスペースとして高い評価を得ています。