過酷な野生界を生き延び、あるいは人間の手厚い保護下で1世紀を超える時間を生きた「センテナリアン(100歳超え)」のワニは世界各地に実在します。
オーストラリアのグリーン島にあるマリンランド・メラネシアで飼育されていたオスのイリエワニ「カシアス(Cassius)」は、体長5.48メートルを誇り「飼育下で世界最大のワニ」としてギネス世界記録に認定されていました。推定年齢は120歳以上とされ、100歳を優に超えてなお圧倒的な威厳を放ち続け、2026年に天寿を全うした際にも世界中のメディアで大きく報じられました。
南アフリカのクロックワールド保護センターに暮らすナイルワニの「ヘンリー(Henry)」も驚くべき長寿記録を更新し続けています。1900年頃の生まれと推測されており、124歳を超える現在も生存しています。数多くのメスとの間に数千匹以上の子孫を残し、今なお健康状態を保ちながら来園者を驚かせています。
さらにセルビアのベオグラード動物園で飼育されているアメリカアリゲーターの「ムジャ(Muja)」は、1937年の開園時から飼育されており、第二次世界大戦の空爆を生き延びた歴史的個体として90歳近くになった現在も世界最高齢級のアリゲーターとして大切に育てられています。