世界で最も長生きしたワニとして世界的に知られるのが、オーストラリアのグリーン島にある施設で暮らしていた巨大イリエワニの「カシウス(Cassius)」です。カシウスは全長5.48メートルを誇り、「飼育下にある世界最大のワニ」としてギネス世界記録に認定されていました。推定年齢は120歳以上とされ、一世紀を超える歳月を生き抜いた生きた化石の象徴として世界中の研究者や観光客を魅了しました。
また、南アフリカの自然保護施設で保護されているナイルワニの「ヘンリー(Henry)」も、1900年前後の生まれと推定されており、120年以上の生涯を更新し続けている長寿個体として有名です。
さらに、セルビアのベオグラード動物園で第二次世界大戦の空爆を生き延びたアメリカンアリゲーターの「ムジャ(Muja)」は、確実な飼育記録が残るアリゲーターとして世界最高齢(90歳以上)の記録を保持しています。これらの記録は、適切な水温と十分な給餌が保証された環境下であれば、ワニが軽々と人間の寿命を超える長寿生物であることを雄弁に物語っています。