熱狂の発信地となるのが、聖地「スピアーズえどりくフィールド」だ。スタンドを埋め尽くすオレンジのジャージと、選手たちの息づかいまで届くピッチとの距離感。ファンが選手を呼び捨てにするのではなく家族のように支える「オレンジアーミー」のコミュニティは、日本のプロスポーツビジネスにおける一つの理想形として注目を浴びている。
地域密着型のイベント展開や、試合前のスタジアムグルメ、地元商店街との深いタイアップ。単なるチケット販売ビジネスから脱却し、街全体を巻き込んだ体験価値の創出へと舵を切った。子どもたちが笑顔でラグビーボールを追いかけ、その親たちが週末のスタジアム観戦を生活の一部とする光景は、クラブが地域社会に深く根を下ろした確固たる証拠だ。