いま、世界中のスポーツファンの間でドキュメンタリー『王貞治:世界のホームラン王』が爆発的な反響を呼んでいる。貴重な当時のカラーアーカイブ映像と、関係者の証言で構成されたこの作品は、単なる懐古趣味にとどまらない緊迫感を放つ。極限の集中状態でボールを待つ王の眼光に、海外の映画評論家からも絶賛の声が上がっている。
国境を越えて届く反響の根底にあるのは、サムライの如きストイシズムへの純粋な畏敬だ。数字の壮大さだけでなく、勝利の瞬間に見せる控えめな所作や、敗者をいたわる礼節の美しさが、グローバルな視聴者の胸を強く打っている。