日常の購買拠点であるコンビニエンスストアは、バニラアイスの最新トレンドが火花散らす主戦場だ。大手チェーンはナショナルブランドを並べるだけでなく、自社開発のプライベートブランド(PB)商品を次々と投下し、市場のシェアを揺るがしている。
中でも存在感が際立つのがセブン-イレブンだ。同社が展開する上質なPBシリーズでは、原料の生乳の産地にこだわり、一般的なナショナルブランドを超える乳固形分率を誇る限定バニラを展開。専門店のジェラートにも匹敵するなめらかな仕上がりで、消費者の「コンビニで買える最高峰」へのニーズを見事に射止めた。
流通大手の参入により、価格帯の境界線は曖昧になりつつある。200円台前後の「ミドルプレミアム」と呼ばれる新領域が急成長しており、仕事帰りにふらりと立ち寄ったコンビニで、手軽に贅沢感を味わいたい層を強烈に引き寄せていた。