ルービックキューブの作り方に悩む初心者が陥る最大の盲点は、「赤の面を揃えたら、次は青の面を揃えよう」と一面ずつ順番に完成させようとするアプローチにあります。結論から言えば、この方法ではすでに完成した面を崩さずに次の面を揃えることが構造上不可能です。全面を完成させるための唯一絶対の法則は、キューブを高さ方向の3つの階層として捉え、下層から上層へと順番に仕上げていく「LBL法(Layer By Layer)」の採用です。
数学的な組み合わせが約4,325京通り存在する3×3キューブにおいて、勘に頼った試行錯誤は通用しません。しかし、解法アルゴリズムを用いれば、覚えるべき基本パターンはごくわずかです。下段の完全1面作り方からスタートし、中段の側面エッジを埋め、最後に上段の向きと位置を整えるという階層化アプローチこそが、初心者が最短でルービックキューブ6面完成へと到達する王道であり、唯一の突破口となります。