激しい反発と絶縁状態を経て、親子の絆が劇的に修復へと向かった決定的な転機が訪れます。それが、2010年に開催されたONE OK ROCK初の日本武道館単独公演でした。
Takaはこの特別なステージに、かつて激しく衝突した両親を招待。満員の観客の前で披露されたのが、両親への謝罪と感謝、そして覚悟を赤裸々に綴った名曲『Nobody's Home』でした。
「心から愛してるよ 届かないかもしれないけど」と涙ながらに絶唱する息子の姿に、客席で見守っていた森進一も深く心を打たれたといいます。かつて突き放した父親の言葉が、実は「自立した一人の男として生きてほしい」という深い愛情であったことに気づいたTaka。音楽という共通の言語を通じて、長年の確執は確固たる絆へと昇華しました。
現在では父の日や母の日に家族で集まる様子が互いのSNSに投稿されるなど、関係は極めて良好です。2026年には、森進一の歌手生活55周年記念ソング『あるがままに生きる』のプロデュースをTakaが手掛け、楽曲提供という形で奇跡の親子共演も実現しました。