国内のスキンケア市場は、空前の機能性追求時代へと突入した。かつてはスペシャルケアの枠組みに分類されていたシートマスク・パックだが、現在では毎日の基本のお手入れに組み込むデイリーアイテムとして完全に定着している。
この変化は日本の化粧品産業全体にも大きな地殻変動をもたらした。大手メーカーから新興ブランドに至るまで、シートの密着度、液含み量、そして有用成分の経皮吸収効率を競う開発レースが急速に激化。綿100%のナチュラル素材から、高密着バイオセルロース、ナノファイバー不織布に至るまで、基布(シート)そのもののテクノロジーが劇的な進化を遂げている。