結論から言えば、世界中が国家プロジェクトとして威信をかけて参加する大規模な総合万博(登録博覧会)は、西暦の下一桁が「0」または「5」の年に開催されるため「5年に1度」です。
しかし、ニュースを見ていると「数年前にも海外で万博をやっていたような気がする」と感じる場面に出くわします。その理由は、大規模な万博と万博の間の年に、特定テーマに絞った中規模の「認定博覧会」や、AIPH(国際園芸家協会)とBIEが合同認定する「国際園芸博覧会」が開催されているためです。
博覧会外交を取り仕切る国際機関博覧会国際事務局(BIE:Bureau International des Expositions)が管理する枠組みには、主に以下の2種類が存在します。
第一に登録博覧会(Registered Expo)です。これがいわゆる本流の万博であり、広大な敷地で最大6ヶ月間にわたり開催されます。テーマは人類共通の普遍的課題全般を扱い、参加国が自費で個性豊かな独自パビリオン(タイプA)を建設するのが特徴です。
第二に認定博覧会(Recognized Expo)です。登録博覧会の合間(5年のスパンの中間期)に1回だけ開催が認められる中規模な博覧会で、開催期間は3週間から最長3ヶ月間。テーマは「海洋」や「エネルギー」など特定分野に特化され、パビリオンの建物自体は主催国側が建設して参加国に無償提供するルールになっています。