今期のヘアシーンにおいて最も熱い視線が注がれているのが、作り込みすぎない自然な曲線を生かした外巻きボブの最新スタイルだ。プロのトップスタイリストたちが口を揃えて指摘するのは、「毛先の跳ねさせ方ひとつで、野暮ったさとこなれ感の命運が分かれる」という事実である。
失敗を防ぎ、プロ級の仕上がりを自宅で再現するためには、明確な手順とコツが存在する。まず重要となるのが、髪を上下2段にブロッキングすることだ。一気に巻こうとせず、内側の髪を軽く外ハネにしてから表面の髪を重ねることで、奥行きのあるナチュラルな立体感が生まれる。さらに、あごラインの延長線上にボリュームのピークを持ってこないよう算術的に計算されたカール感こそが、洗練されたフォルムを生み出す秘訣だ。
スタイリング時の温度管理も勝敗を分ける重要なポイントである。一般的な髪質の場合、コテの温度設定は140度から160度の範囲に抑えるのが鉄則だ。高温すぎる設定は髪のタンパク変質を招き、硬くパリッとした質感になってしまうため注意したい。プロは「アイロンを滑らせるスピードを均一にし、毛先に2秒以上熱を留めないこと」を推奨する。仕上げに、手のひらに少量伸ばしたオイルを内側から手ぐしを通すように馴染ませれば、一日中崩れない最先端のこなれスタイルが完成する。