ここからは、失敗を防ぐ最新の施工手順と、プロが実践する裏ワザを順番に紐解いていこう。手順の組み立てと丁寧な下準備こそが、プロ並みの施工品質を叩き出す最大の鍵となる。
第一のステップは古いコーキングの完全撤去だ。目地の両側にカッターを入れ、引っ張り出すように綺麗に取り除く。残ったカスはワイヤーブラシ等で綺麗に清掃する。第二のステップは徹底的なマスキングテープの養生だ。サイディングの角に合わせて寸分の狂いもなく直線を出すことで、プロ顔負けの美しいラインが生まれる。そして第三のステップが、仕上がりを左右する最大のキモ「プライマー処理」だ。シーリング材の接着力を高める専用下地剤を筆で目地内部に塗り込む作業であり、これを怠ると数年でシーリングがベロリと剥がれ落ちてしまう。
プライマーが乾いたら、コーキングガンを一定の角度とスピードで動かし、少し多めに変性シリコンを打ち込んでいく。即座にヘラで空気を抜きながら一気に表面を平滑にならす。最近ではDIYアドバイザーが解説する実戦的な手元動画がYouTubeなどにも数多く投稿されており、施工前にヘラの角度や力の入れ加減を動画でイメージトレーニングしておくのも成功率を劇的に上げる裏ワザと言える。