平日の午前11時45分を回ると、エレベーターホールから次々とオフィスワーカーが降り立ち、館内の飲食街は一気に熱気を帯びます。激戦区として知られる富国生命ビルランチの現場では、確かなクオリティと素早い提供スピードが競い合っています。
日比谷富国生命ビルの地下飲食フロアでは、昭和の薫りを残す老舗洋食店や本格蕎麦処、スパイスにこだわったカレー専門店などが連なり、12時台前半には連日長い列が形成されます。取材時に周辺企業に勤める40代男性は「霞が関近辺は選択肢が限られるが、富国生命ビルの地下は価格帯が1,000円〜1,400円程度でしっかりとした定食が食べられるため重宝している」と証言。正統派の富国生命ビルレストランが揃っている安心感は、ベテランビジネスパーソンからの根強い支持を集める理由です。
一方、大阪富国生命ビル地下2階・地下1階のレストラン街は、梅田の地下街「ホワイティうめだ」とシームレスに接続しているため、来館者の顔ぶれがより多彩です。本格イタリアンや肉バルのランチ、ヘルシー志向の和食膳など、トレンドを反映した店舗構成が目立ちます。さらに館内の富国生命ビルカフェに目を向けると、スターバックスなどのシアトル系コーヒーショップから、アトリウムの光を感じながらゆったり過ごせるティーサロンまでが営業中。商談の合間のPC作業(ノマドワーク)や、午後の一息をつくサードプレイスとして機能しており、SNS上でも「梅田の人混みに疲れたときの避難所としてフコクのカフェは落ち着く」という声が多数見受けられます。