日本の化粧品産業において、近年これほどまでに消費者の購買行動を突き動かしたプロダクトも珍しい。開発を手がけた株式会社コーセーは、唇の内側の粘膜に似た色とツヤを再現するという新しい価値観を提示した。これが「粘膜リップ」という一大カテゴリーを定着させる決定打となったのだ。
トレンドを加速させた要因の一つに、グローバルアクトレスのツウィや、アーティストの吉野北人を起用したビジュアルプロモーションがある。性別や国境を超えて魅了するセンシュアルなスタイリングは、発表直後から爆発的な反響を呼んだ。
日本最大級の美容プラットフォームである@cosmeやLIPSをはじめとするクチコミサイトでも、ベストコスメの賞レースを軒並み制覇。リアルな愛用者の評価がさらなる購買を呼び、棚から商品が消えるサイクルを生み出している。