長距離移動で特に気を配るべきが、車内でのスーツケースの管理とスリ対策です。高速列車の車両には、客車端の大型荷物用ラゲッジラック、座席と座席の背中合わせの隙間、そして座席上部の棚の3箇所に荷物置き場が用意されています。
中型までのスーツケースであれば頭上の網棚に持ち上げるのが最も安全です。座席上にあれば常に視界に入るため、盗難リスクを最小限に抑えられます。重量があり車両端のラゲッジスペースを利用せざるを得ない場合は、ダイヤル式のワイヤーロックで荷物棚の手すりとスーツケースを連結固定しておく防犯対策が極めて有効です。
特にフィレンツェ(Firenze S.M.N.)やボローニャなど途中停車駅でのドア開閉時は、荷物を持ち去られるリスクが高まる警戒ポイントです。駅停車中は荷物から目を離さず、貴重品やパスポートは必ず身につけるショルダーバッグ等で管理してください。