こうした住まいの悩みに一石を投じたのが、個人開発者の矢野直明氏だ。同氏が開設した「DQN TODAY」は、道路上で悪質な騒音や暴走行為を繰り返す場所を地図上にピンポイントで可視化するWebサイトとして、瞬く間に認知を広げた。
投稿型マップという手法は、Webサービス業界全体に大きな衝撃を与えた。行政や警察の対応が届きにくい「すき間領域」の課題を、ユーザー参加型のプラットフォームによって共有可能にしたからだ。個人の実体験から生まれたこの試みは、ネットユーザーの熱狂的な支持を集める一方で、情報共有のあり方そのものを問い直すきっかけとなった。