本作の最大の魅力といえば、姉・ちはるが口にする数々の切れ味鋭い名言だ。恋愛、職場での人間関係、自分自身の自己開示――迷える弟・順平に対して放たれる言葉は、視聴者の心をも容赦なく揺さぶる。
「男はね、自分の都合の良い女を探してるんじゃないの。自分の都合に合わせたくなる女を探してるの」といった鋭い洞察や、「自分を甘やかすのは、明日もちゃんと生きるため」という自己肯定のメッセージ。説教くささを一切感じさせず、お酒のつまみのように軽く差し出されるこれらの言葉は、観る者に「明日もまあまあ頑張ろう」と思わせる不思議なパワーを秘めている。