長年連れ添った二人に別れの時が訪れたのは、2015年のことでした。愛川欽也さんは重度の肺がんを患いながらも、「生涯現役」の強い意志から病状を公表せず、亡くなる直前まで仕事を続けました。
体調悪化に伴い自宅療養へと切り替えた際、うつみ宮土理さんは昼夜を問わず献身的な看病を続けました。そして2015年4月15日、愛川さんはうつみさんに看取られながら、80歳で静かに息を引き取りました。
4月15日の命日を迎えるたび、うつみさんは愛川さんの遺影に手を合わせ、感謝を伝えていると語っています。最愛の夫を亡くした直後は、極度のショックから声が出なくなるほどの「愛川ロス」に陥りましたが、周囲の温かい励ましによって徐々に前を向く力を取り戻していきました。