うつ病で顔つきが変わる理由とは?死んだ目の正体と回復期の変化に関する気になる情報を徹底的にまとめました。今すぐチェックことができます。

うつ病が進行すると、喜怒哀楽の感情が顔に出にくくなる表情乏しいサインが現れます。神経内科や精神科では、まるで能面を被ったかのように表情が消失する状態を仮面様顔貌(かめんようがんぼう)と呼びます。これはパーキンソン病などに代表される神経疾患だけでなく、重度のうつ病患者にも高頻度で観察される特徴です。

顔の筋肉(表情筋)は、大脳皮質からの指令を受けて繊細に動きます。ところが、うつ状態に陥ると感情の起伏そのものがフラットになる「感情平坦化(かんじょうへいたんか)」が起き、表情筋を動かす運動神経へのシグナルが激減します。日頃から笑顔を作ったり眉を動かしたりする回数が激減するため、筋力が衰えて頬が垂れ下がり、口角が重力に引かれて下がることで、急激な老け顔化が進行します。

加えて、精神的ストレスからくる無意識の歯ぎしりや食いしばり、首肩の極度な筋緊張は、咀嚼筋(咬筋)を過剰に硬直させます。これにより顔の左右バランスが崩れ、うつ病による顔の歪みの原因となります。血行不良と睡眠障害が重なることで、目の下の濃いクマや肌のくすみが定着し、周囲から「やつれた」「別人のように老け込んだ」と見られる外見的変化が固定化していきます。