まずは国際音声記号(IPA)でusuallyの発音記号を確認してみましょう。辞書に記載されている標準的な表記は主に以下の2種類です。
・標準的な4音節表記:/ˈjuː.ʒu.əl.i/
・現代会話で主流の3音節表記:/ˈjuː.ʒə.li/ または /ˈjuːʒ.wə.li/
ここで最も重要なポイントとなるのが、単語の中央に位置する有声後部歯茎摩擦音「/ʒ/」の発音です。この音は、日本語の「ジャ・ジ・ジュ・ジェ・ジョ」の音とは舌の使い方が根本的に異なります。
「/ʒ/」を正確に出すための舌の動かし方は次の通りです。
1. 口を少し前に突き出し、アヒルのようなくちばしの形を作ります。
2. 舌先を上の前歯の少し後ろ(歯茎と硬口蓋の間)に向けますが、絶対に上あごに舌を接触させてはいけません。
3. 舌の両サイドを上の奥歯の内側に軽く当て、舌の中央に狭い空気の通り道を作ります。
4. その隙間から「シュー」と息を擦り出しながら声帯を震わせ、「ジュ(/ʒ/)」と濁った摩擦音を響かせます。
フォニックスの観点から見ると、「su」のスペルが母音に挟まれることでこの特殊な「/ʒ/」の音に変化します。「treasure(トレジャー)」や「measure(メジャー)」の「s」と全く同じ発音メカニズムです。舌をどこにもぶつけず、息の摩擦だけで音を出す感覚を掴むことがブレイクスルーへの近道です。