ユニバーサルスタジオジャパンのハリウッドエリアに位置する「スペース・ファンタジー・ザ・ライド」が長期間休止となる最大の理由は、機体トラブルや不人気によるものではありません。その背景には、USJが誇る期間限定イベント「ユニバーサル・クールジャパン」などで展開されるXRライドのベース施設として常時活用されているという運用上の事情があります。
XRライドは、VRゴーグルを装着して360度の仮想空間映像とコースターの物理的な挙動を完全にシンクロさせる大人気アトラクションです。これまでに「鬼滅の刃」「名探偵コナン」「進撃の巨人」「ドラえもん」など、数々の大型IPとコラボレーションを果たしてきました。
このXRライドを実現するための走行レール、センサー設備、特殊効果の基盤となっているのが、まさにスペース・ファンタジー・ザ・ライドの館内コースです。コラボイベントの開催期間はもちろん、VR機材の設置・撤去や安全検証を行う転換工事の期間も含めると、1年の大半を特別バージョン仕様として過ごすことになります。そのため、USJスペースファンタジーザライドの休止理由の真相は「パーク内で最もフレキシブルに改装できる最先端プラットフォームとして重宝されているから」に他なりません。