『うさぎドロップ』の最終回は、単なるハッピーエンドやバッドエンドという二元論では語り切れない、複雑な課題を読者に投げかけました。
ダイキチとりんが選んだ道は、既存の社会規範や「理想の親子像」を打ち砕くものでした。それゆえに激しい炎上と批判を招いたことは確かです。しかし裏を返せば、血縁もなく戸籍上のつながりもないふたりが、10年以上の歳月をかけて培った情愛をどう定義するのかという、極めて重くリアルな問いを突きつけた作品でもありました。
万人受けするハートフルな物語を楽しみたいならアニメ版や実写映画版を、人間関係の不可思議さや愛の執着に踏み込んだドラマを味わいたいなら原作漫画の完結巻までを手に取る――。それぞれの読者が自らの価値観に合わせて触れ方を選べることこそが、完結から長い時が経った現在も本作が読まれ続ける理由なのかもしれません。 (出典: うさぎ ドロップ 最終 回(Yahoo!ニュース))
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