初代モデルと次世代機である「FreeStyleリブレ 2」を分かつ最大の決定打は、測定における「スキャン動作の撤廃」と「リアルタイムアラート機能」の搭載にある。従来は測定値を画面に呼び出すために、スマートフォンや専用リーダーをセンサーにかざす物理的な動作が必須だった。会議中や満員電車の中、あるいは就寝中にわざわざ腕へ端末を近づける行為は、想像以上に精神的なハードルとなっていた。
新モデルではその障壁が完全に打ち消された。グルコース値が設定した閾値を超えて急上昇した場合や、意識を失うリスクのある低血糖ゾーンへ急降下した瞬間、端末が自動的にアラート音と振動で警告を発する。就寝中の無自覚性低血糖に怯えていた患者にとって、この自律的な通知機能は命綱に等しい。かざして測る「受動的測定」から、端末が異常を知らせる「能動的モニタリング」への飛躍が、血糖管理の安全性を次元の違うステージへと押し上げた。