イタリア語の「In bocca al lupo」は、カタカナで表記すると「イン・ボッカ・アル・ルーポ」と発音します。単語を細かく分解すると、前置詞「In(〜の中に)」、女性名詞「bocca(口)」、前置詞と定冠詞が結合した「al(a + il)」、そして男性名詞「lupo(オオカミ)」で構成されています。文字通りには「オオカミの口の中へ飛び込め」という危機的な状況を指す言葉です。
一見すると不吉極まりない表現ですが、実際のニュアンスは英語の「Break a leg(脚を折れ=成功を祈る)」とまったく同じです。大舞台に挑む人、資格試験や大学入試を控えた学生、就職面接に向かう友人などに対して、「全力を尽くして幸運を掴み取れ」と背中を押す際に最もよく使われます。日常会話からビジネスシーンのカジュアルなやり取りまで幅広く浸透しており、イタリア文化を象徴する決まり文句の一つです。