夏の風物詩である土用の丑の日において、蒲焼きだけを重箱で食べると「少し重い」と感じる人も少なくない。そこで脚光を浴びるのが、爽やかな酢の物として仕立てられた「うざく」だ。栄養学的な観点からも、この組み合わせはきわめて合理的とされる。
鰻に豊富なビタミンAやビタミンB群、DHA・EPAといった良質な脂質は、夏バテ防止の強力な味方だ。そこにクエン酸を含むお酢と水分豊富なキュウリが加わることで、消化を助け、食欲が減退しやすい酷暑の季節でもスムーズに栄養を摂取できる。まさに先人の知恵が詰まった理にかなった逸品と言える。