風呂釜掃除で効果を出すための大前提となるのが、自宅の給湯設備における風呂釜 1つ穴 2つ穴 違いを把握することです。配管内の水流構造が全く異なるため、誤った手順を踏むと汚れが落ちないばかりか配管内に薬剤が残留する原因になります。
1つ穴タイプ(強制循環式):近年の住宅・マンションの標準仕様
現在の住宅で主流となっている1つ穴は、ポンプの力で湯を強制的に吸排気する構造です。配管が細く長いため、水流の勢いと発泡力を利用して洗浄します。
【1つ穴の基本手順】
- 浴槽の穴より約5cm上まで水を張る(残り湯でも可だが入浴剤入りは不可)。
- 市販の1つ穴用洗浄剤(ジャバや過炭酸ナトリウム等)を投入し、軽くかき混ぜる。
- 40℃〜43℃前後に設定し、約5分〜10分間追いだき運転を作動させる。
- 薬剤を配管内に行き渡らせた後、約30分〜1時間放置して汚れを浮かせる。
- 一度排水し、再度穴の上まで綺麗な水を張ってから5分間追いだきしてすすぎを行う。
2つ穴タイプ(自然循環式):築年数の経過した住宅やバランス釜
上下に2つの穴が並ぶタイプは、冷たい水が下の穴から入り、温まった湯が上の穴から出る「熱対流」を利用した構造です。配管が太く水流が穏やかなため、汚れが沈殿しやすい特徴があります。
【2つ穴の基本手順】
- 下の穴をタオル等で一時的に塞ぎ、上の穴に直接2つ穴専用の粉末洗浄剤を流し込む。
- 約50℃〜60℃の熱湯を上の穴へ注ぎ入れ、配管内に高濃度洗剤を行き渡らせる。
- 約1時間〜2時間放置して汚れを分解・軟化させる。
- 下の穴のタオルを外し、ホースの水圧を強く当てて上下の穴から湯ドロを一気に押し流す。