このコラボが成功した最大の要因は、KFC側が見せた並々ならぬ「作品へのリスペクト」にある。秋葉原店をはじめとする全国の主要店舗では、店頭のカーネル・サンダース像がまさかの特別仕様に変身。キタサンブラックやサトノダイヤモンドといった人気キャラクターの勝負服や耳飾りの要素を取り入れたデザインで設置され、通りかかる人々の目を奪った。
「ここまでやるのか」。SNSには写真とともに驚きの声が相次いだ。ただ看板や袋のイラストを変えるだけのコラボなら世の中に溢れている。しかし、ブランドの象徴であるカーネル像すらもコンテンツの世界観に没入させる姿勢が、ファンの心を強く揺さぶったのだ。細部までこだわり抜かれた店舗装飾は、単にチキンを買いに行く場所を「聖地」へと変えてしまった。