コースマネジメントの現場で最も議論されるのが、5番ウッドとユーティリティの使い分け、そして「7番ウッドとユーティリティどっちが簡単なのか」という問題です。
一般的に5番ウッド(ロフト18度前後、クラブ長約42.5インチ)は、ドライバーの次に長いクラブとして大きなキャリーを狙う武器です。一方、これに飛距離帯が近いのが3番ユーティリティ(19度前後)ですが、アマチュアにとって3Uを地べたから安定してミートさせるのは難易度が極めて高くなります。ロフト角が立ったユーティリティは球が上がりにくく、ある程度のヘッドスピード(42m/s以上)が要求されるためです。
そのため、セカンドショットのクラブ選択基準として、フェアウェイから安定して180〜200ヤードを狙いたい場合は、球の拾いやすさとキャリーの出しやすさで5番ウッドに軍配が上がります。
一方で、「7番ウッド vs 4番ユーティリティ」の比較では、ゴルファーのスイングタイプによって明確に答えが分かれます。
払い打つスイング軌道(シャロー軌道)を持つプレイヤーや、ボールが上がりにくいシニア・レディース層には、低重心で深重心の7番ウッドが圧倒的に簡単です。ソールが滑ってダフリをカバーし、軽く振っても高く澄んだ高弾道が手に入るからです。
これに対し、アイアンが得意でボールを上から打ち込む(ダウンブロー軌道)タイプのゴルファーにとっては、7番ウッドは「球が上がりすぎてフケてしまう」「左への引っ掛け(チーピン)が怖い」というプレッシャーになりがちです。そうしたプレイヤーには、小ぶりなヘッドでアイアンと同じ感覚で振り抜ける4番ユーティリティの方が遥かに簡単で方向性が安定します。