事態を解き明かす鍵は、親会社であるUber Technologiesのグローバル戦略の変化にある。かつてのアグレッシブな世界シェア拡大路線から、現在は「確実な営業利益の創出」へと急舵を切っている。その中心にいるのが、CEOのダラ・コスロシャヒだ。
ダラ・コスロシャヒは就任以来、赤字を垂れ流す不採算部門や成長の見込めない地域市場からの撤退を容赦なく断行してきた。東南アジアや韓国における過去の事業売却劇がその典型例と言える。グローバルでの資本効率を最大化する姿勢を崩さない同氏の経営方針が、日本市場においても「不採算なら即撤退もあり得る」という警戒感を強めさせているのだ。