派手なエンターテインメント作品で成功を収める一方で、ウィル・スミスは人間の脆さや情熱を深く掘り下げる演技派俳優としても高く評価されてきました。
その集大成となったのが、第94回アカデミー賞で見事に主演男優賞を受賞した『ドリームプラン』(2026年)です。世界最強のテニスプレイヤーであるビーナス&セリーナ・ウィリアムズ姉妹を育て上げた実父リチャード・ウィリアムズの情熱と狂気、そして家族への不器用な愛を全身全霊で演じ切り、悲願のオスカー像を手にしました。
また、伝説のプロボクサーの激動の半生を描いた『ALI アリ』(2001年)での肉体改造と魂の演技、7人の見知らぬ人々に自らの命を捧げようとする男の贖罪を描いた『7つの贈り物』(2008年)など、観る者の心に深く刺さるヒューマンドラマでも唯一無二の表現力を誇っています。