シュテファン大聖堂は、世界中から観光客が集まる観光名所であると同時に、現役のウィーン大司教座が置かれた極めて神聖なカトリック教会です。観光地感覚で訪れた旅行者が、現地スタッフから入場を制止されたり、厳重な注意を受けたりするトラブルが後を絶ちません。
特に夏場に多発するのが「ドレスコード(服装規定)」違反です。教会内では、以下のような過度な肌の露出を伴う服装は厳しく制限されます。
- 肩が出るトップス:キャミソール、タンクトップ、オフショルダーなど(入場時にカーディガンや大判ショールを羽織る必要あり)。
- 極端なミニ丈のボトムス:ホットパンツ、マイクロミニスカート(膝上丈程度が望ましく、短すぎる場合は入場不可となる事例あり)。
- 男性の着帽:帽子やキャップ類は、聖堂内に足を踏み入れた瞬間に脱帽が義務付けられています。
また、堂内では日常的に静かな祈りを捧げる地元信者が多数存在します。大声での私語、フラッシュを使用した写真撮影、聖堂中央の祈りの席への無断立ち入りは厳禁です。カタコンベ内部に関しても、歴史的な遺骨安置所であるため、厳格な撮影禁止ルールが敷かれています。
現場取材における混雑回避のポイントとして、午前中の早い時間帯(9:00〜10:30頃)または夕方16:30以降の入場が圧倒的にスムーズです。昼前後は大型ツアー客の流入が集中し、北塔エレベーターやカタコンベツアーの待ち時間が30分〜45分以上に膨れ上がることがあるため、旅程管理には注意を要します。