取材を進めると、2026年現在横行している最新の手口は、人間からの直接電話ではなく、自動音声ガイダンスを悪用した着信から始まるケースが目立つ。「NTTより重要なお知らせです。回線の点検に伴い、1番を押してください」とアナウンスを流し、ボタンを押した番号だけに後ほどオペレーターが着信させる二段階の手法だ。これにより業者側は効率的にカモを探し出している。
悪質な勧誘を見抜く最大のポイントは「契約の即時性を求めてくるか否か」にある。本物のNTT側が、電話一本で突然の回線切り替えや機器交換を指示し、その場で個人情報や暗証番号の提示を迫るようなケースは絶対に存在しない。電話口で少しでも疑問を感じたら、相手の会社名・担当者名・連絡先をメモした上で会話を打ち切り、公式サイト記載の正規問い合わせ先へ事実確認を行うのが鉄則だ。