デビュー当時から現在に至るまでの歩みを時系列で追うと、彼女のビジュアルは幾度かの大きなターニングポイントを経て劇的な深化を遂げてきた事実が浮き彫りになります。単に年齢を重ねただけでなく、表現者としての立ち位置の変化がヘアメイクやファッションの選択にダイレクトに反映されてきました。
第1の転換期は、2019年の「FANCY」から「Feel Special」へと至るコンセプトの転換期です。TWICE全体がキュート路線からエレガント&スタイリッシュ路線へシフトした際、モモは大胆な黒髪ボブや、日本古来の様式を取り入れた姫カット(サイドバングを水平に切り揃えるスタイル)を披露。これが世界的なメイクトレンドとしてバイラルを起こし、欧米のハイファッション誌でも特集されるなど、グローバルアイコンとしての評価を一気に高めました。
第2の転換期は、2026年以降の本格的なユニット「MISAMO」の始動と現在への系譜です。安室奈美恵をはじめとする日本のトップディーバたちが築いたストリートとリュクスの融合を現代的に再解釈し、クラシカルなウェーブヘアから最新のハッシュカット、アンニュイなウェットヘアまで自由自在に操るようになりました。昔の「作り込まれたアイドル像」から、自らの骨格と個性を完全に把握した「自律したアーティストの佇まい」へと変貌を遂げたことが、現在の高い評価に直結しています。