Q1:熱はないのに耳の奥だけが痛む場合、内科と耳鼻咽喉科のどちらを受診すべきですか?
A1:迷わず耳鼻咽喉科を受診してください。内科の舌圧子を用いた視診では、喉の奥深く(喉頭や下咽頭)や鼓膜の詳細な状態までは確認できません。耳鼻咽喉科であれば細径ファイバースコープを用いて、喉から耳管、中耳に至る経路を網羅的に診察し、痛みの根本原因を迅速に特定できます。
Q2:唾を飲み込むとき、片側だけに電気が走るような鋭い痛みが走るのは舌咽神経痛でしょうか?
A2:可能性の一つとして挙げられますが、自己判断は禁物です。舌咽神経痛は数秒から十数秒の電撃痛が特徴ですが、初期の急性扁桃炎やアフタ性咽頭炎でも嚥下時に極めて鋭い片側痛を生じます。まずは耳鼻咽喉科で粘膜の器質的病変(炎症や腫瘍)がないかを確認し、異常が認められない場合に脳神経外科等でMRI精査を受けるのが正しい手順です。
Q3:痛みが軽くなった場合、病院に行かずに市販薬で様子を見続けても大丈夫ですか?
A3:一時的に軽快しても、痛みがぶり返す場合や違和感が残る場合は必ず受診してください。中耳炎や扁桃周囲炎の初期段階では、症状が増悪と寛解を繰り返しながら深部へ進行することがあります。特に成人の場合、耐性菌の存在や慢性化のリスクがあるため、医師の診断のもとで炎症が完全に消失したことを確認するまで油断は禁物です。