皮膚の老化現象のうち、単なる加齢によるものはわずか2割程度に過ぎない。残りの約8割は、太陽光に含まれる紫外線が原因で引き起こされる「光老化」だ。日本皮膚科学会の見解でも、長年の紫外線曝露が皮膚組織に与える慢性的なダメージは明確に証明されている。紫外線UV-Aは肌の奥深くにある真皮層まで達し、コラーゲンやエラスチンを破壊して深いシワやたるみを引き起こす。一方でUV-Bは肌表面に炎症を起こし、シミやテカリの元となるメラニンを過剰に生成させる。
「男の肌は頑丈だ」という思い込みこそが最大の罠だ。男性の皮脂量は女性の約2倍と言われる一方で、水分量は半分以下。バリア機能が脆弱な男性の肌こそ、紫外線のダメージを受けやすい。YouTubeなどのメディアでも精力的に情報を発信する皮膚科医の友利新医師も、若々しい肌を保つ最優先事項として日頃からのUVガードを強く提唱している。美容皮膚科の現場を訪れる男性客の多くが、すでに進行した深いシミやたるみに悩まされてから駆け込んでくるのが現状だ。手遅れになる前の早期防御が、未来の見た目年齢を決定づける。