豚肉が「食べる疲労回復剤」と称される最大の理由は、群を抜くビタミンB1の含有量にある。その量は牛肉の約10倍、鶏肉の約5倍。厚生労働省が定める「日本人の食事摂取基準」に照らし合わせても、豚バラ肉をわずか100〜150グラム摂取するだけで、成人が1日に必要とするビタミンB1の大部分を余裕でカバーできる計算だ。
ビタミンB1は、摂取した炭水化物を効率よくエネルギーへと変換し、疲労物質である乳酸の蓄積を防ぐ必須補酵素として働く。残業続きで夕方になると集中力が途切れる、寝ても身体の重だるさが抜けない――そんな現代人が陥りがちなエネルギーの目詰まりを、豚バラ肉のビタミンB1は力強く解消へと導く。