さらに短期間で強固な土壌骨格を作りたい場合に注目されているのが、腐植酸による団粒化促進アプローチです。
腐植酸(フミン酸・フルボ酸)は、植物遺体が長期間かけて微生物分解・重合された高分子有機物質です。土壌粒子同士を強力に結びつけるキレート作用を持ち、土の保肥力(CEC)を飛躍的に高めます。市販の粒状腐植酸資材やリグナイト由来の土壌改良剤を堆肥と併用することで、団粒化のスピードを2倍近くに加速させることが可能です。
あわせて、油かす、魚粉、骨粉などの有機質肥料を活用して土壌環境を整えることも欠かせません。化学肥料のみに頼った栽培を続けると、土中の有機物が枯渇して微生物が激減し、団粒構造が徐々に崩壊していきます。有機質肥料を適度に組み込み、微生物相の多様性を維持することが、長期間にわたり団粒構造をキープする秘訣です。